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新着情報

〈とりびあ〉心肺蘇生時の胸骨圧迫、音声で支援

2017年02月26日更新

日本光電、「CPRアシスト CPR-1100」を発売

2017年2月22日 (水)

 日本光電は、心肺蘇生(CPR)時の胸骨圧迫をサポートする「CPRアシスト CPR-1100」を発売した。患者の胸に置き、その上から胸骨を圧迫することで、圧迫深度・圧迫頻度・傾きを計測。計測結果から胸骨圧迫の深さやリズムが適正かの判断を発光ダイオード(LED)表示と音声ガイダンスで知らせる。製品は成人用で、救急救命士など医療従事者向けに開発した。主な販売先として、消防機関や病院内の救急救命処置が必要となる部門を想定している。

電源を入れると胸骨圧迫に適した一定のテンポ音が鳴り、オレンジ色のLEDがテンポ音に同期して点滅する。さらに、胸骨圧迫の質とされる「深さ」「解除」「リズム」が適正と判断されると、青色のLEDが点灯。「もっと深く」「もっと早く」などの音声ガイダンスにより、適切な胸骨圧迫ができるようにサポートする。

胸骨圧迫の質も評価する。付属品をインストールしたパソコンとBluetooth通信することで、胸骨圧迫の波形や音声ガイダンス情報をリアルタイムで表示。トレーニング中の胸骨圧迫の質を点数化、評価するレポートも作成できる。

胸骨圧迫の波形や音声ガイダンス情報は本体に保存され、除細動レポート表示ソフトウエアをインストールしたパソコンにBluetooth通信で取り込める。取り込んだデータは保存・レビューできるほか、同社製除細動器で別に保存された連続心電図波形と時刻を同期させて結合できるため、消防機関による事後検証に役立てることが可能になる。