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〈とりびあ〉浦和美園地域に建設予定の順天堂大学、着工遅れ!

2017年03月27日更新

順大病院、着工遅れも さいたま市の用地買収交渉進まず

 順天堂大学(東京都文京区)がさいたま市緑、岩槻両区にまたがる浦和美園地域に建設する医学部付属病院で、2018年3月までに着工する計画が遅れる可能性が出てきたことが24日、県議会の代表質問で明らかになった。さいたま市の用地買収交渉が進んでおらず、上田清司知事は答弁で「土地確保の進捗(しんちょく)や土地利用上の規制緩和に係る市との調整状況を勘案すると、スケジュール通りに進めるのはなかなか厳しい」と見通しを示した。順大は20年度の完成を目指している。

 小谷野五雄議員(自民)の代表質問に対する答弁。順大の付属病院建設地は、埼玉高速鉄道(SR)浦和美園駅の北東約1キロの約7ヘクタール(3区画)。民有地の約3ヘクタール(1区画)を県が買収し、都市再生機構(UR)が所有する約4ヘクタール(2区画)をさいたま市が購入することになっている。

 県医療整備課などによると、県は16年度、順大の付属病院整備事業として63億円の予算を組んだ。県が購入する約3ヘクタールについては、昨年8月上旬に個人地権者13人に対して買収予定価格を提示。12月末までに個人地権者のうち8人と売買契約を締結し、残る5人とも契約に向けて話し合いが進められている。

 一方、さいたま市は市議会の2月定例会で、環境が整い次第用地購入費の予算案を提出する予定だったが、市議会との調整がついていない。

 上田知事は「今後は県、さいたま市、順大が三者間で密接な連携と協力をしながら少しでも遅れを取り戻せるよう引き続き取り組んでいく」としている。

 順大の計画では、一般病床800床の病院と大学院医学研究科(約240人)や看護学部が設置される予定。