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〈とりびあ〉深谷日赤の休日・夜間3次救急埼玉医大(川越)で受け入れ

2016年10月21日更新

熊谷、深谷、行田、寄居の3市1町の医療機関で構成する熊谷・深谷地区救急医療対策協議会(会長・長又則之熊谷市医師会長)と、川越市の埼玉医大総合医療センター(堤晴彦病院長)は19日までに、県北3市1町の重症・重篤な3次救急の患者を対象にした搬送受け入れに関する協定を結んだ。

 県から救命救急センターに指定されている深谷赤十字病院(深谷市)が、休日や夜間などに3次救急の患者に対応できない場合、埼玉医大総合医療センターで受け入れる。

 医療整備課によると、同病院では平日は原則全ての3次救急の患者を受け入れている。

 ただ、休日や夜間は医師の勤務などの関係で約90%の受け入れ状況にあることから、100%の体制を整えるため、3次救急の患者を同医療センターがバックアップする形で受け入れる。

 3次救急の患者は生命への危険があるため、ドクターヘリコプターや高速道路を使って搬送される。ある程度まで回復した患者は3市1町の医療機関に転院することも協定に盛り込まれた。

 県によると、2015年の県内の救急搬送患者は28万4447人で、そのうち3次救急患者は2万9038人(速報値)に上る。

 児玉地区(本庄市など1市3町)の3次救急の患者も現在、深谷日赤や群馬県の救命救急センター指定病院で受け入れている。

 同課は「救命救急センターは生命の危機にある患者の最後のとりでとなる役目を果たしている。児玉地区の3次救急の患者の休日や夜間の対応については今後、川越の同医療センターで受け入れてもらえるよう検討していきたい」としている。

 県内では現在、8カ所の医療機関が救命救急センターに指定されている。

 

 〔参考〕

タクシーアプリで調べると

 

深谷日赤病院 埼玉医大総合医療センター

一般道利用     39.2Km、  69 

高速利用     46.0Km、 61 

 

児玉郡市広域消防本部中央消防署 ~ 埼玉医大総合医療センター

一般道利用      54.7Km、 89 

高速利用       51.3Km、 56