〈とりびあ〉119番、5か国語で対応へ…全国24時間
2017年02月21日更新
読売新聞 2017年2月18日
総務省消防庁は2020年の東京五輪・パラリンピックに合わせ、外国語による119番通報について、全国どこでも24時間対応できる体制を築く方針を固めた。
英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の5か国語に最低限対応する。外国人が急な病気やけがに見舞われた場合でも救急隊員がスピーディーに駆けつけるようにすることで、日本での旅の安心を保証する「おもてなし」の一策だ。
消防庁が検討している対応は、通訳サービスを行う民間企業に協力してもらうものだ。外国人が119番通報した場合、消防本部の指令員が通訳オペレーターに電話回線をつなぐ。3者間通話を行い、消防と外国人のやりとりを同時通訳する。現場対応の場合、消防・救急隊員が携帯電話を通訳オペレーターにつないで対応できるようにする。